生徒(女性)

【合格体験記】東京慈恵会医科大学医学部 生徒より 

センターで満点を取れた私の原動力

ヘウレーカに入会する前

学校の授業をひたすら受けているだけで、宿題として出された問題集は期日の前日に急いで解き、終わらないところは答えを写して提出するだけでした。また、中2になると塾に通い始めた同級生が増えたので、友達が通っており、かつ家や学校からも近い駿台に通いました。

しかし、やはりこちらでも授業をひたすら受けているだけで、しかも宿題は計算問題以外は解ける問題があまりなく、白紙で提出していました。当然、定期テストに向けて勉強する習慣もなく、何も勉強せずに試験を受けていました。たまたま得意な部分が出た時は良かったのですが、大抵ひどい点数で、成績順のコース分けではいつも下位のクラスにいました。医学部に行きたい気持ちは当時からありましたが、どうしたら良いか分かりませんでした。

入会のきっかけ

中3の12月に母が見つけ、私に意見を求める前に母がヘウレーカに電話をしました。反対する理由もなかったので、とりあえず現状分析テストを受けに行きました。テストは思った通りひどい点数だったので、医学部を目指すのは厳しいと言われるだろうと思いましたが、そうではなく私が課題としている部分を次々と挙げてくださったのが衝撃的でした。また、この現状分析テストを通して私の課題は「数学ができないこと」ではなく、「中学数学の基本的な部分から身についていないこと」や、「考え方を言葉にできていないこと」などであって、それらを克服すれば今の状況を打開できるかもしれないことに気がつきました。

いつヘウレーカに入塾しようと決めたのか、はっきりとは覚えていませんが、現状分析テストやその後の面談を通してこれらのことに気づいたことが入塾の決め手だったと思います。

合格の原動力

入塾後すぐに成績が上がり、その度にたくさん褒めていただいたことはもちろん励みになりました。しかし、高2になった頃からスランプに陥り、急激に成績が下がっていった時に、受験まで時間がないにも関わらず、志望校を変えるよう促すのではなく、なぜうまくいかないのかを一緒に考えてくださったことや、成績が良かった頃と変わらず、出来るようになったことを褒めてくださったり、応援し続けてくださったりしたことが、一番の原動力となりました。

また、ヘウレーカの先生方は私に「誠実に向き合うこと」の大切さを教えてくださいました。人との約束を守る、やると言ったことは必ずやる、提出物の期限を守るといった、人と誠実に向き合うということはもちろん、テストの点、模試の成績など、自分自身との向き合い方も学ぶことができました。「うまくいかない時こそ、自分の人間性が問われている」という言葉は、すぐに投げやりになりそうになる自分をいつも励ましてくれました。

他塾との違い

一般的な塾では、授業や模試は受けるだけで終わってしまいがちです。しかし、ヘウレーカでは授業でも自習でも模試でも、Gmap-cシートを使って毎回目標を決め、達成度を確認し、弱点を分析して対策を考えます。この際、単に「ミスが多い」などとするのではなく、「どういう種類のミスなのか」、「なぜそのミスをしてしまうのか」、「どうすれば防げるのか」とかなり細かく分析するため、確実に自分の成長につなげることができます。見つかった弱点はすぐに補強していくため、直前期には苦手な分野がほぼ無くなり、安心して試験に臨むことができました。

また、一般的な塾では多少遅刻をしたり、提出物の期限を守らなかったりしても大目に見てもらえることが多いと思います。しかしヘウレーカでは、授業時間や提出物の期限などが厳しく定められているため、時間を守る、ということに非常に敏感になることができました。これは、社会に出てからも大切なことなので、ヘウレーカで身につけられて良かったです。

ヘウレーカの先生方は、生徒一人一人をとても大切にしてくださいます。これは、単に優しいということだけではなく、私たちが一人の人間として成長するうえで大きな手助けをしてくださる、ということです。時に厳しくもありますが、ここまで親身になって成長を後押ししてくださる先生とはヘウレーカでしか出会えないと思います。

ヘウレーカ講師について

矢口先生
入塾したての私に、ヘウレーカという環境を最大限に活用できるよう教えてくださってありがとうございました。また、先生の授業はとても分かりやすく楽しかったので、数学に対する恐怖を克服することができました。本当にありがとうございました。

林先生
私が「分からない」と言う度に何度も説明してくださってありがとうございました。同じことを何度も聞いてしまいましたが、先生と何度もやり取りするうちに自分の中で何が分からないのかが徐々に明確になりました。短い間でしたがありがとうございました。

渡辺先生
授業は一度でしたが、先生の授業はとても面白く分かりやすかったので、もう少し先生の授業を受けてみたかったです。テーマ学習の振り返りも楽しかったです。ありがとうございました。(二郎にはちゃんと行くので安心してください。)

宮本先生
英語の現状分析では文法はほぼ分からず、単語も数個しか書けませんでしたが、先生が一から丁寧に文法を教えてくださり、単語も厳しく口頭チェックをしてくださったので、高2の終わりにはセンターで大崩れしなくなりました。また、先生は学習面だけでなく、生活面でもたくさん相談に乗ってくださいました。1年間、本当にありがとうございました。またお会いしたいです。

桜庭先生
センターの選択肢の選び方、要約の書き方、英作の仕方など、実践で大切になることをたくさん教えてくださってありがとうございました。ひたすら要約を書き直した日々は忘れられません。短い間でしたが、本当にお世話になりました。

荒先生
文法がなかなか身につかず、何度も同じ説明をさせてしまってすみませんでした。センター前には何とかましな状態にできて良かったです。また、先生は要約、和訳、英作などを書く上で大切なポイントを分かりやすく簡潔に説明してくださったので、本番では安心して試験に臨むことができました。突然始まった道場は、最初は大変でしたが徐々に楽しめるようになりました。先生の授業はとても面白く、この1年でかなり腹筋が鍛えられました。楽しい授業をしてくださってありがとうございました。またお話ししたいです。

川瀬先生
高1の時まではとにかく苦手で大っ嫌いだった化学が、受験の時には得点源になっていた、というのがいまだに信じられません。「化学が苦手な人は理系は厳しい」と学校で言われたこともあり、先生の授業を受ける前は医学部を諦めかけていました。そんな私に一から丁寧に授業をしてくださり、必ず覚えておくべきポイントはどこなのかを教えてくださったので、どんどん問題が解けるようになって嬉しかったです。また、以前の授業でやったことを突然確認されたり、テストでは基準を越えなければ再試という、常に緊張感のある授業だったので、習ったことをその場で頭に入れる大切さを実感できました。さらに、全範囲を終えた後に始まった新研究の口頭チェックは、とっても大変でしたがこれをやっていたおかげで知識面での不安はほとんど無くなっていました。センターの練習、マーク模試では、なぜか何回やっても必ず1問は間違えてしまい、だんだん嫌になっていましたが、先生はいつも諦めず「次は絶対満点で」と言ってくださったので最後まで頑張れました。結局本番では満点を取れなかったのが残念ですが、ミスなく最後までやり切る練習は確実にその後の試験にも役立っていたと思います。また、私大や医科歯科の過去問では、安定して点が取れている時も、さらに上を目指すにはどうしたら良いのかを一緒に考えてくださったり、ミスへの対策を徹底して行うように指示してくださったりしたので、本番では私の持つ力を全て出し切れたと思います。高2の時に先生に出会わなければ、私はずっと化学で困っていました。本当にありがとうございました。

石橋先生
高1の4月に初めて話した時、怖そうな人だなぁと思ったのを今でも覚えています。あれから4年間、先生にはずっっっとお世話になり、先生への感謝はこの数行ではとても表しきれません。
まずは数学から始まりましたが、高1の時の私はひたすら必死に数学を何とかしようと思っていました。ポイントをとにかく覚えて習った通りにやっていたら、どんどん問題が解けるようになってとても嬉しかったです。模試の成績もどんどん上がり、数学が楽しいと思えるようになっていました。一方で、振り返ってみればここで「見たことのない問題への耐性」を失っていったのだと思います。高2に入ると、模試で扱われる問題も徐々に複雑になっていったので、それまでと同じように習った方法をそのまま適用させられる問題ばかりではなくなっていきましたが、私はそれに気づくのにかなりの時間を要していたと思います。計算するだけの問題は相変わらず出来ていましたが、少し複雑にされるともうお手上げで、たくさんの白紙を提出していた気がします。その頃から先生は「何が分からないから分からないの?」と聞いてくださいましたが、自分の考えを言葉にする練習をしたことがなかった私は、それすらもまともに答えられていませんでした。また、当時の私はGmap-cシートを書くのがとても下手で、全く実のある振り返りを書けていませんでしたが、どう書けばよいのかを具体的に指導してくださったので、徐々に書けるようになりました。それに伴って、自分が考えていることを言葉にできるようになっていったのだと思います。それでも相変わらず私は一見よく分からない問題を「分からない」と言っていましたね。「何が分からないから分からないの?」、「じゃあどうするの?」をひたすら聞き続けてくださって本当にありがとうございました。だんだんと答えられるようになっていくのがとても楽しかったし、相変わらず同じ質問をさせてしまう自分の進歩のなさが少し面白かったです。すみません。
また、高3からは物理も始まりましたが、学校の物理の定期テストはずっと30点くらいで、物理とは二度と分かり合えないと思っていたので、なかなか解けるようになる実感を持てていませんでした。大変そうに見える問題も結局やることは決まっていて、あとはミスなくその通りにやれば出来る、というたったそれだけのことか、と思うようなことに気づくのに私は2年もかかりました。現役の時はついに気づけないまま本番を迎え、センターでも二次試験でも揮わなかったことがとても悔しいです。浪人した1年間、ひたすら私が嫌いな問題をやりこんで、徐々に出来るようになった時の喜びは忘れられません。センターで満点を取れたのも嬉しかったし、特に慈恵の問題で高得点を取れた時は、この1年諦めずにやってきて良かったと心から思いました。
そしてやはり、先生との授業で忘れられないのは国語です。国語をやった時に初めて、覚えるものをしっかり覚えることの大切さを痛感しました。1年目のセンターでかなりうまくいってしまい、2年目をやると決めた時の面談で国語はもしかしたら点数が下がるかも、と言われた時に、変に自分の闘志に火が付き、何としても満点を取ろうと決意してしまいました。その結果、2年目のセンター前にはひたすら選択肢とケンカしてしまい、先生をたくさん困らせてしまってすみませんでした。結局当日は選択肢とケンカすることなく、すんなりと満点を取れて良かったです。
先生には勉強以外でもたくさんお世話になりました。睡眠時間が取れないので2限までで帰りたいと相談した時に、受験生だからといって反対することなく、家での勉強時間も考慮して2限までで帰れるよう考えてくださったのが一番印象に残っています。
先生は私のことをずっと「すごい」と言ってくださいましたが、私は自分のことをすごいと思ったことはありません。なぜなら、とにかく何でも諦めるところから始める私を「すごい」状態にしてくださった先生が「すごい」からです。先生との授業ではいつも先生のことを煽っていましたが(自覚はありません)、先生への感謝や尊敬の気持ちを忘れたことは一度もありません。長い間、ありがとうございました。自分の人生の大事な時期に、これほどまで敬愛する恩師に出会えたことを嬉しく思います。4年間、本当にお世話になりました。またいつかお会いできる日を楽しみにしています。

森口先生
先生はいつも褒めてくださいました。テーマ学習の振り返りでは、台風で破壊されていく家の話を聞いてくださってありがとうございました。また、受験期にむやみに励ますのではなく「あなたらしくやり切ってください」と言ってくださったことにとても励まされていました。長い間、本当にお世話になりました。またお話ししたいです。

他にも、初回ガイダンスを担当してくださった杏華先生、たくさん褒めてくださったサポートルームの鈴木先生、テーマ学習の振り返りをしてくださった成田先生、二宮先生、松崎先生、遠藤先生、萩原先生、英語科の鈴木先生など、多くの先生にお世話になりました。本当にありがとうございました。

その他

  • どんなどうでもいい話でも光の速さで全先生に伝わる恐ろしい先生間ネットワーク
  • 石橋先生がチャートの表紙を破壊した瞬間を目撃したこと
  • 現役の頃に、どうしても宿題が終わらなくて夜中の1~2時くらいまで起きていた時、眠すぎて放棄しそうになる度に(石橋先生はきっとまだ夜ご飯を食べているだろうな……)と思って乗り切ったこと
  • ミセルコップ
  • 入塾して最初の授業の時にドアノブが取れ、家に「ドアノブありませんか」という電話がかかってきたこと
  • ある日突然床がきれいになったこと
  • 口頭チェックで毎回必ず事故が起きたこと
  • 足音だけでどの先生か分かるようになったこと
  • 気づいたらⅡBのチャートの表紙がなくなっていたこと